2007年09月17日
ダルのリベンジ!金森プロ2勝目
後輩ダルのリベンジ!金森プロ2勝目
9月14日9時47分配信 日刊スポーツ
<ロッテ1-4日本ハム>◇13日◇千葉マリン
首位日本ハムが3位ロッテとの敵地4連戦を3勝1敗で乗り切り、ロッテの自力優勝を消滅させた。2勝1敗で迎えた4戦目。先発ライアン・グリン投手(33)が右肩の違和感で3回途中に降板する事態に、スクランブル登板した金森敬之(22)から守護神マイケル中村(31)まで4投手が無失点リレー。金森がプロ2勝目をつかみ、チームは6カードぶりに勝ち越した。15日からは、やはり敵地で2位ソフトバンクとの首位攻防3連戦。3連勝すれば優勝マジック11が点灯する。
尻ぬぐいは完ぺきだった。スクランブル登板の金森が、不穏なムードを一掃した。前夜、中学時代に所属したオール羽曳野の1年後輩、ダルビッシュの8連勝が止まった。黒星ショックが残る中での大一番。3回途中に負傷降板したグリンの後を受け、3イニングを1安打無失点でプロ2勝目を挙げた。「ダルビッシュが負けていたので、負けなくてうれしい。今日は勝ちにいったんで」。昔とは立場が逆転し、貫録十分のエースとは違う初々しい笑顔がはじけた。
抜てきに応えた。先発グリンが右肩付近の異常を訴えたのが2回。ブルペン待機していたが、大慌てで押本、橋本と登板の準備をした。出番は3回無死二塁。ブルペン待機の厚沢投手コーチの予想は押本だった。だがヒルマン監督らベンチの首脳陣は、パ・リーグ相手に未勝利の4年目右腕にかけた。「うれしかった。開き直れた」。意気に感じた浪速っ子のハートに火が付いた。
1死を奪った後、早川の一塁ゴロの間に1点は献上した。だが最少失点でピンチを切り抜けると、4、5回は四球の走者を1人許しただけ。ほぼ完ぺきにロッテ打線をねじ伏せた。しかも前夜、ダルビッシュが逆転3ランを喫した里崎はフォークで空振り三振。2軍で握りを浅くするなどして磨き直した決め球で、先輩の威厳十分の痛快リベンジだった。「最初は制球に苦しんでいたが、よく投げてくれた」。勢いとマウンド度胸を買って起用したヒルマン監督も大絶賛の救援ショーだった。
シーズン終盤。日本ハムの救世主となる予感も漂ってきた。プロ初勝利は5月25日ヤクルト戦。2点ビハインドの9回を抑え、その裏に逆転サヨナラ勝ちでつかんだ。2勝目も、10日の約2カ月ぶり1軍昇格から登板2試合目でゲット。「一番(勝利を)計算していたダルビッシュで逆の形になった」(白井ヘッド兼内野守備コーチ)翌日のピンチを救った。強運男は3番手江尻からセットアッパー武田久、守護神マイケルへつなぐ盤石の必勝パターンを演出。6カードぶりの勝ち越し、パ最速の70勝を呼び込んだ。
ダルビッシュからは女優サエコとの交際をチームメートの中でも早めに報告されるなど、信頼を置かれている親分肌。若きエースの精神安定剤的役割も担っている。ジョーク交じりで「僕も女優と結婚しますよ」と笑うニューヒーローが、3位との直接対決4連戦でロッテの自力Vを消滅させた。15日からはマッチレース状態になった2位ソフトバンクとの敵地3連戦。3連勝なら17日に優勝マジック11が点灯する。「(シーズン)最後までいきたい」と豪語する、盤石エースの兄貴分に導かれ、球団史上初の連覇へトップギアに入った。
9月14日9時47分配信 日刊スポーツ
<ロッテ1-4日本ハム>◇13日◇千葉マリン
首位日本ハムが3位ロッテとの敵地4連戦を3勝1敗で乗り切り、ロッテの自力優勝を消滅させた。2勝1敗で迎えた4戦目。先発ライアン・グリン投手(33)が右肩の違和感で3回途中に降板する事態に、スクランブル登板した金森敬之(22)から守護神マイケル中村(31)まで4投手が無失点リレー。金森がプロ2勝目をつかみ、チームは6カードぶりに勝ち越した。15日からは、やはり敵地で2位ソフトバンクとの首位攻防3連戦。3連勝すれば優勝マジック11が点灯する。
尻ぬぐいは完ぺきだった。スクランブル登板の金森が、不穏なムードを一掃した。前夜、中学時代に所属したオール羽曳野の1年後輩、ダルビッシュの8連勝が止まった。黒星ショックが残る中での大一番。3回途中に負傷降板したグリンの後を受け、3イニングを1安打無失点でプロ2勝目を挙げた。「ダルビッシュが負けていたので、負けなくてうれしい。今日は勝ちにいったんで」。昔とは立場が逆転し、貫録十分のエースとは違う初々しい笑顔がはじけた。
抜てきに応えた。先発グリンが右肩付近の異常を訴えたのが2回。ブルペン待機していたが、大慌てで押本、橋本と登板の準備をした。出番は3回無死二塁。ブルペン待機の厚沢投手コーチの予想は押本だった。だがヒルマン監督らベンチの首脳陣は、パ・リーグ相手に未勝利の4年目右腕にかけた。「うれしかった。開き直れた」。意気に感じた浪速っ子のハートに火が付いた。
1死を奪った後、早川の一塁ゴロの間に1点は献上した。だが最少失点でピンチを切り抜けると、4、5回は四球の走者を1人許しただけ。ほぼ完ぺきにロッテ打線をねじ伏せた。しかも前夜、ダルビッシュが逆転3ランを喫した里崎はフォークで空振り三振。2軍で握りを浅くするなどして磨き直した決め球で、先輩の威厳十分の痛快リベンジだった。「最初は制球に苦しんでいたが、よく投げてくれた」。勢いとマウンド度胸を買って起用したヒルマン監督も大絶賛の救援ショーだった。
シーズン終盤。日本ハムの救世主となる予感も漂ってきた。プロ初勝利は5月25日ヤクルト戦。2点ビハインドの9回を抑え、その裏に逆転サヨナラ勝ちでつかんだ。2勝目も、10日の約2カ月ぶり1軍昇格から登板2試合目でゲット。「一番(勝利を)計算していたダルビッシュで逆の形になった」(白井ヘッド兼内野守備コーチ)翌日のピンチを救った。強運男は3番手江尻からセットアッパー武田久、守護神マイケルへつなぐ盤石の必勝パターンを演出。6カードぶりの勝ち越し、パ最速の70勝を呼び込んだ。
ダルビッシュからは女優サエコとの交際をチームメートの中でも早めに報告されるなど、信頼を置かれている親分肌。若きエースの精神安定剤的役割も担っている。ジョーク交じりで「僕も女優と結婚しますよ」と笑うニューヒーローが、3位との直接対決4連戦でロッテの自力Vを消滅させた。15日からはマッチレース状態になった2位ソフトバンクとの敵地3連戦。3連勝なら17日に優勝マジック11が点灯する。「(シーズン)最後までいきたい」と豪語する、盤石エースの兄貴分に導かれ、球団史上初の連覇へトップギアに入った。
Posted by マシンガン02
at 00:28
│スポーツ